鳥は種類によって食べるもの(食性)が異なります。多くの飼鳥は穀物食性(種子食)です。セキセイインコ、ブンチョウ、ジュウシマツ、カナリア等が種子をたべます。配合飼料が市販されています。着色したのもや、添加物が入ったものは出来るだけ避けて下さい。何も加工していない、安価なものが適しています。餌の量は一日あたり、通常は7g程度で充分です。これ以上多く与えますと鳥は自分の好みの1種類の種子だけを食べて満足している可能性があります。これでは飼料を数種類配合した意味が無くなります。7gが多いか少ないかは、毎日定時の体重測定が大変重要です。0.1gまで測れる体重計で測定して下さい。そして健康管理日誌として記録してください。体重の推移は健康管理上大変重要な指標になります。
最近では、栄養学者が作ったペレットタイプの餌が市販されています。ロウディブッシュ社、あるいはハリソン社のものが着色していなく好適です。出来るだけ若齢から給与をはじめますとペレットはよく食べますが、1年以上通常の種子を食べている鳥に急にペレット食には馴染まないで、食べない事もありますから、少しずつ与えてみてください。配合飼料とペレットの半々の組み合わせでも良いし、ペレットのみでも栄養はうまく取れます。総量はやはり7g程度に制限して、体重の増減で加減してください。成長期には動物性蛋白質も必要で、ミルワーム、コオロギ等も食べる事があります。時々与える様にしましょう。
配合飼料にも含まれていますが、カナリアシードは栄養とカロリー的にはほとんどヒエやアワと変わりませんが、鳥によっては強い嗜好性を示します。食欲が思わしくない時や病後の回復期には少し多めに与えるのも良い方法です。元気が回復次第、元の配合飼料に戻して下さい。
分類上、ローリー種に入るオトメズグロ、ゴシキセイガイインコ、ヒインコ等は果肉食性です。熟した柿の様なものを好みます。季節の果物を多く与えて下さい。ペレットとしてはローリー種用のものが市販されていますので、広範囲の栄養補給という観点から併用を御勧めします。キュウカンチョウも含めてこれらの鳥は遺伝的に肝臓における鉄の代謝に必要な酵素が欠損して、肝臓に過剰に鉄が沈着して肝硬変に陥ります。キュウカンチョウでは腹水が貯留して、腹圧が亢進して呼吸が困難になります。口を大きく開けて喘ぐような激しい呼吸をします。![]()
オオハシドリも同様の疾患になりますが、この鳥では突然虚脱に陥り、助けようがありません。そこで予防が大変重要で、これらの鳥では鉄が化学的に除去されたペレットを、幼鳥期から投与して予防します。ハリソン社のペレットは全て鉄が除去された製品として市販されています。柑橘系の果肉にはクエン酸が多く含まれ、餌の中の鉄と結合してクエン酸鉄となると、腸からの吸収が良くなり、これらの鳥では給与は禁止です。