ウサギは一日に体重1kg当たり130mlの尿を排泄します。新鮮な水を好む動物ですので、飲水ボトルの水は一日に数回交換して下さい。腎臓は沢山の水を飲んで、薄い尿を作っている方が、臓器としては楽な仕事をしている事になります。色は茶色から黄色まで、飲水量で濃淡があります。余り濃いときは少し粘稠な尿も排泄します。尿ののpHは発酵動物特有の強いアルカリ性(pH8〜9)を示します。また尿中には炭酸カルシウムやシュウ酸カルシウムが大量に排泄されて、膀胱にあるうちから析出し、レントゲン写真状で膀胱は白く写る事がありますが、病的な膀胱結石とは区別されます。沢山の水を飲めばすぐに溶解して、白い影は消えます。排泄後尿中の結晶成分はすぐに析出して硬い結晶となって床に付着します。その為に足裏に傷を付けてしまいがちです。常に清潔にし、また床は乾燥させておくようにしましょう。![]()
●血尿と紛らわしい症状について
1飼料中のカロテンが多い餌を食べたり、ニンジンを沢山食べたウサギの尿は時に鮮紅色を呈します。これを血尿と勘違いする方がおられますが、味付けに使うお酢を1滴この尿の上に落として酸性化しますとたちまち赤い色は消えます。血液で赤いときは変化は無く、赤いままです。
2ウサギは子宮の腫瘍性疾患が好発する動物です。血尿と勘違いする赤い血性のオリモノを排泄します。出血性膀胱炎による血尿なのか、子宮腫瘍による血性のオリモノなのかを慎重に判定する必要があります。赤いものを排泄するときは直ちにそのものを確保して動物と共に診察を受けて下さい。
