記事一覧

ウサギとはこんな動物 4:性成熟、妊娠と出産

●生後3ヶ月頃から生殖活動が始まり、外部生殖器の左右にある臭腺から縄張りを誇示する物質を分泌し始めます。小ウサギのうちオスの方は、両親と同居していますとオス親から、生存を許さない致命的な攻撃を受けます。従って繁殖した小ウサギは少なくとも3ヶ月までに両親から別居する必要があります。メスは両親と同居できますが、そのままでは近親交配の心配があります。ウサギはその品種で異なり、小型種では生後4ヶ月、中型種、大型種でも半年程度で、性成熟に達します。オスの性成熟は通常はメスより1カ月ほど遅れます。
● 妊娠期間は極めて短くておよそ1ヶ月で、未熟な赤裸の眼も開いていない子供を5〜6頭生みます。1日2回5分くらいの授乳をして、その後は直ちに子供から離れて生活します。イヌやネコは、出産後は子供を保温する為に腹の中に抱え込むように保温し続けて、自分の排便や採食以外は滅多に子供から離れませんが、ウサギは被捕食動物ですから、一緒に親子ともに居ては全滅する可能性がありますので、別々に生活してそのリスクを軽減していると考えられています。イヌやネコの子育てを見た事のある飼い主はこうしたウサギの行動を見て、育児放棄したと勘違いしてしまいます。子供が生まれたなら親に全て任せておくのが懸命な方法と言えます。
● 生後3〜4週で巣内から時々顔を出すようになり、親のあとをついて歩くようになります。この頃はとてもかわいい時期です。蛋白質の多いあるアルファルファ等の牧草、コマツナやチンゲンサイ等の柔らかい野菜を与えるとよく食べます。

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://www.nakatsuvet.com/diary-tb.cgi/155

トラックバック一覧