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ウサギの感染症 4 エンセファリトゾーン感染症

ウサギの脳内に寄生する原虫(Encephalitozoon cuniculi)による前庭疾患で斜頚を特徴とする疾患で、病理学的にはかなり古くから知られています。しかし臨床的に確定診断する事が出来ませんでした。最近は血液検査で抗体価を調べて感染の有無を診断できるようになってきました。中枢性前庭障害と言われる症状で、主なものは斜頚、眼球震盪、回転運動等です。要するに体の位置を検出している中枢がこの寄生原虫で破壊される為に上下の感覚が喪失し、例えば、左が壊れると壊れた方からの信号が中枢に到達しないので、頚を左に下げたままになります。これが斜頚と言われる症状です。
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比較的軽症の斜頚
信号が皆無の時は体を回転させます。これをローリングといいます。腎臓にも寄生して、尿中に胞子(スポア)を排泄し、これを口から取り込んで感染します。区別する必要のある同じ症状を示す疾患としてはパスツレラ菌が内耳に感染しておきパスツレラ感染症があります。これはレントゲン検査で耳の奥の鼓室胞内に膿が溜まっていないかを検査する事で鑑別できる事があります。治療はパーベンダゾールの最短45日間の連続投与が求められています。また神経症状には、ステロイドの発症初期の集中投与が良い効果を上げる手段として推奨されています。日頃の管理としては、尿の管理を徹底する事です。トイレは常に清潔にして、触った手は良く洗うようにしましょう。

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