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翼の骨折時の包帯による応急固定法

翼が骨折しているときは、その部位によって症状が異なる。
1翼の基部の骨折(肩甲骨、鎖骨、烏口骨、上腕骨近位)では肩先が下がり、翼端がやや上がる。
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2翼の中程の骨折(肘関節付近、撓尺骨)では翼端がやや下がる。
ファイル 199-2.jpg
3翼の先端付近の骨折(中指骨、指骨)では翼端が極端に下がり、脚で踏みつける事もある。
ファイル 199-3.jpg
救護現場における応急処置としては骨折部位の不動化をはかり、骨折局所の軟部組織の損傷の拡大を防ぐことである。そのため羽ばたかせないように翼を畳んで固定する。
ファイル 199-4.jpeg
出血が認められるときはその部に水溶性の消毒剤を塗布する。軟膏類は使用禁忌である。軟膏類の基材のワセリンは薄く広がって羽毛の表面を覆い、含気を減少させて羽毛の断熱効果を減じる。また極めて除去しにくく、洗浄は鳥を極端に弱らせる。まずVETWRAPの様な自己粘着性のある包帯で翼を折り畳んで図のように固定し、体躯にも軽く巻き付ける。
ファイル 199-5.jpeg
Altman:Avian Medicine and surgeryより図を引用。

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