2トレポネーマ感染症
ウサギの性病で、最初は交尾によって感染が広がります。特に集団で飼っている時には被害は甚大です。原因は螺旋菌でスピロヘータ(Treponema paraluiscuniculi)で、ヒトには感染しませんが、ヒトの梅毒と酷似する細菌で、確定診断はヒトの検査センターでヒトの梅毒と同じ項目の検査をします。集団飼育のウサギの繁殖場では、ウサギはオス1頭に複数のメスが同居するいわゆるハーレムという形態を形成して生活しています。このオスウサギがトレポネーマに感染していますと、この群れ全体に交尾を通じて感染が広がります。感染したメスの外部生殖器は激しい炎症を起こし、やがて表皮が剥がれて潰瘍になり、血液を含んだ漿液が沢山出て被毛にくっつき、治り難い皮膚炎を症状を持続します。![]()
ウサギは自分の体液が被毛に付着する事を嫌いますので、しきりに口でなめて清潔にしょうとします。これを繰り返していますとやがて口の周辺や眼の周辺に同様の皮膚病が出来て、汚い顔つきになってしまいます。![]()
たいていの場合飼い主はこの顔の病変に気付いて動物病院を訪れます。しかしこの顔の皮膚病変は二次病変と呼ばれるもので、獣医師は外陰部も同一の病変がある事を確認して臨床診断します。ある種のペニシリンが良く効きます。そして群れ全体を治療する必要があります。オスの症状は包皮や陰茎表面が出血を伴う潰瘍を示します![]()
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外陰部付近の潰瘍の原発病巣と顔面の二次病巣の双方を確認して臨床診断する。